ペット版エンディングノートの書き方|項目別の記入例とおすすめ市販ノート3選
「もし自分に何かあったら、この子の食生活や持病のことを誰が伝えてくれるんだろう?」
「あの子が一番喜ぶ撫で方や、怖がる音を、新しい家族に知っておいてほしい」
愛犬や愛猫、エキゾチックアニマルなど、大切なパートナーと暮らす中で、そんな不安を感じたことはありませんか?言葉を話せないペットにとって、飼い主さんの頭の中にある情報は「命のバトン」そのものです。
その情報を一冊にまとめたのが**「ペット版エンディングノート(申し送りノート)」**。この記事では、後悔しないための具体的な書き方、項目別の記入例、そして初心者でも使いやすい市販の人気ノート3選を詳しく解説します。
1. ペット版エンディングノートを作成するメリット
終活というと少し重く感じるかもしれませんが、ペットのためのノート作りは、今の暮らしをより豊かにするポジティブな行動です。
「もしも」の時の安心感: 飼い主の入院や急な不在時、預かり先が迷わずにケアできます。
健康管理のログ: 過去の病歴やワクチンの記録をまとめることで、獣医師への説明がスムーズになります。
愛情の再確認: これまでの思い出を振り返ることで、ペットとの絆を再認識できます。
2. 【項目別】ペット版エンディングノートの書き方と記入例
いざ書こうと思っても、何から手をつければいいか迷いますよね。以下の5つのカテゴリーに分けて整理するのがおすすめです。
① 基本プロフィール(身元確認用)
名前、種類、性別、生年月日、体重
マイクロチップ番号、鑑札番号
記入例: 「名前:レオ / 柴犬 / オス / 2018年5月5日生。マイクロチップ装着済み(番号:123...)」
② 健康・医療データ(最重要項目)
かかりつけの動物病院(電話番号・担当医)
服用中の薬、アレルギーの有無
ワクチンの接種歴、過去の大きな病気
記入例: 「鶏肉アレルギーあり。毎朝8時にフィラリア予防薬を1錠。〇〇動物病院の△△先生に全幅の信頼を置いています」
③ 毎日のルーティン(生活の質を守る)
食事の種類、量、回数、お気に入りの器
おやつをあげるタイミング
散歩のコース、回数、排泄の癖
記入例: 「ドライフード20gにぬるま湯をかけて。散歩は朝晩2回、マンホールを避けて歩きます」
④ 性格・好み・苦手なこと(ストレス軽減)
好きな遊び、おもちゃ、撫でられて嬉しい場所
苦手な音(雷、掃除機など)、他犬への反応
記入例: 「雷が鳴るとお風呂場に隠れます。無理に出さず、優しく声をかけてあげてください」
⑤ 終末期と葬儀の希望
延命治療についての考え方
希望する供養の方法(火葬、霊園など)
記入例: 「痛みを取り除くケアを最優先に。お骨は自宅に持ち帰り、庭の木の下に埋めてほしい」
3. おすすめの市販ペット用エンディングノート3選
自分でノートを作るのが大変な方は、項目が既に印刷されている市販のノートを活用しましょう。
1. 『もしもに備える 安心ペットノート』(学研)
書き込みスペースが広く、写真も貼れるスタンダードな一冊。項目が網羅されており、初めて終活を始める方に最適です。
2. 『うちの子 絆ノート』
シンプルながら、日常の健康記録に特化した作り。シニア期の介護記録としても使いやすく、実用性を重視する飼い主さんに選ばれています。
3. 『もしもノート(ペット用)』
持ち運びしやすいサイズ感で、緊急時にサッと取り出せるのが魅力。100円ショップ(ダイソー等)で手に入ることもあり、手軽に始めたい方に人気です。
4. 失敗しないための運用のコツ
ノートは「書いて終わり」ではありません。以下のポイントを意識してください。
情報のアップデート: 体重やフードの種類は変わるもの。1年に1回(誕生日など)に見直しましょう。
保管場所の共有: 「いざという時に見つからない」のが一番のリスクです。リビングの目立つ場所や、緊急連絡先に伝えておきましょう。
デジタル併用: ノートの重要ページをスマホで撮影し、クラウドやLINEの「ノート」機能に入れておくと、外出先でのトラブルにも対応できます。
まとめ:あなたの言葉がペットの未来を守る
ペット版エンディングノートは、あなたがいない世界でも、ペットが「いつも通り」の幸せを享受するためのガイドブックです。
「完璧に書かなきゃ」と思う必要はありません。まずは名前と好きな食べ物を書くだけでも、それは立派な一歩です。あなたの深い愛情を、形にして残しておきませんか?