【永久保存版】「終活でやるべきこと」完全チェックリスト!家族の負担をゼロにする7分野の準備


はじめに:終活は「残りの人生を輝かせる」ための活動です

「終活(しゅうかつ)」と聞くと、なんだか寂しいイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、終活の本来の目的は、**「人生の終わりに向けて準備をし、残された時間を自分らしく、より豊かに生きる」**ことです。そして何より、ご自身にもしものことがあった時、愛するご家族の心と手続きの負担を最小限に抑えるための、大切な「思いやり」の準備なのです。

「何から手をつければいいの?」「どこまでやれば十分なの?」と迷うあなたのために、この記事では終活の専門家が推奨する**「7つの分野」に分けた完全チェックリスト**を分かりやすくまとめました。

このリストを活用して、ご自身のペースで一つずつ準備を進め、安心納得のいくセカンドライフを送りましょう!


1. 「身の回りの整理」分野:モノと情報の断捨離

残されたご家族にとって最も大変な作業の一つが、遺品の整理、いわゆる**「生前整理」**です。価値のあるもの、思い出の品、そして「見られたくないもの」を明確にしておくことが、デジタル終活も含めた重要な準備となります。

終活チェックリスト:身の回りの整理(生前整理)完了(日付)補足・ポイント
【モノの整理】
不要な家具や日用品を処分(断捨離)した後回しにせず、使わないものから少しずつ。
衣類、装飾品などの不用品を整理・処分した「形見分け」の希望がある場合はリストを作成。
大切な思い出の品(写真・手紙)を整理・選別した処分せず残すもの、デジタル化するものを決める。
【デジタル遺品】
利用中のネットサービス(SNS、ネット銀行など)のID・パスワードを一覧にした**「エンディングノート」**に記載し、保管場所を家族に伝えた。
解約・退会すべき有料サービス(サブスク)をリストアップした
パソコンやスマホ内の「見られたくないデータ」を削除・整理した
【重要書類の整理】
各種契約書、保険証券、年金手帳などの保管場所を明確にした
遺影に使ってほしい写真を選び、保管場所を伝えた

2. 「医療・介護の希望」分野:もしもの時の意思表示

もし、ご自身で判断ができなくなった時、ご家族に最も大きな精神的負担がかかるのが「医療や介護の判断」です。延命治療の希望などを明確に文書に残しておくことは、ご家族への究極の思いやりとなります。

終活チェックリスト:医療・介護の希望完了(日付)補足・ポイント
【現在の健康情報】
かかりつけ医や持病、服用中の薬を一覧にした医療関係者にスムーズに情報を提供できるように。
アレルギー情報や血液型を記録した
【終末期医療の希望】
延命治療(人工呼吸器、胃ろうなど)の希望を決定したリビングウィル(尊厳死宣言書)の作成も検討。
終末期を「どこで」過ごしたいか(自宅・病院・施設)の希望を記した
【介護の希望】
介護が必要になった際の施設や在宅介護などの希望を決定した
介護費用や、公的介護保険の利用について調べた

3. 「財産・お金の整理」分野:相続と生活費の明確化

相続トラブルを回避し、ご家族がスムーズに手続きを進められるよう、プラスの財産(資産)マイナスの財産(債務)をすべてリストアップする「財産目録」の作成は終活の最重要項目です。

終活チェックリスト:財産・お金の整理完了(日付)補足・ポイント
【財産目録の作成】
すべての預貯金口座情報(銀行名・支店名・口座番号)をリストアップした使っていない口座は解約し、口座数をまとめる。
不動産(土地・建物)の情報を整理した権利証や固定資産税の納税通知書の保管場所を明記。
有価証券(株、投資信託など)や貴金属を一覧にした証券会社の口座情報も明確に。
借金・ローン(住宅ローンなど)の残高を明確にしたマイナスの財産も確実に伝達する。
【保険・年金の整理】
加入している生命保険、医療保険などの内容を一覧にした受取人証券番号、連絡先を明確にした。
年金(公的・私的)の受給状況や年金手帳の保管場所を記した
【老後の資金計画】
老後の生活費の見通しを立てた介護費用や医療費などの緊急資金も考慮。

4. 「葬儀・お墓の準備」分野:最期の儀式と供養

「自分らしい最期」のために、ご自身の希望を事前に決めておくことは、残されたご家族が葬儀の形式や費用で悩むのを防ぎます。

終活チェックリスト:葬儀・お墓の準備完了(日付)補足・ポイント
【葬儀の希望】
葬儀の形式(家族葬・一般葬・直葬など)を決定した
葬儀の規模と予算の希望を決定した
連絡してほしい人、参列してほしい人のリストを作成した
喪主の希望を決定した
【お墓の準備】
納骨方法(代々のお墓・樹木葬・納骨堂・散骨など)を決定した
現在のお墓の管理や継承について整理した墓じまいが必要かどうかも検討。
信仰する宗派や菩提寺の情報を記した

5. 「法的な手続きの準備」分野:トラブル回避の法的手段

財産を「誰に」「どれくらい」残すかという、最もデリケートな問題には、法的効力を持つ遺言書が最も有効な手段です。

終活チェックリスト:法的な手続きの準備完了(日付)補足・ポイント
【遺言書の作成】
遺言書を作成するかどうかを決定した法的効力を持つため、自筆証書遺言公正証書遺言を検討。
遺言書を作成した場合、その保管場所を明確にした
【認知症対策】
任意後見制度の利用を検討した認知症になった際に、財産管理を託す人を事前に決める制度。
【ペット】
ペットの世話を託す人(里親)と、飼育費用の準備をした

6. 「連絡先リストの作成」分野:緊急時の連絡網

ご自身にもしものことがあった時、迅速に連絡すべき親族や友人の情報をまとめておくと、ご家族の負担が大きく軽減されます。

終活チェックリスト:連絡先リストの作成完了(日付)補足・ポイント
【親族・知人の連絡先】
家族、親戚の最新の連絡先を一覧にした
友人、知人、趣味の仲間など、訃報を知らせてほしい人をリストアップした
【重要機関の連絡先】
弁護士、税理士、行政書士など専門家の連絡先を一覧にした
賃貸住宅の大家、管理会社の連絡先を記した
公共料金(電気・ガス・水道)や電話会社の契約情報を整理した

7. 「人生の振り返り」分野:感謝のメッセージ

終活は、残す情報だけではありません。ご自身の人生を振り返り、ご家族や大切な人へ感謝の気持ちを伝えることも、終活の大きな目的の一つです。

終活チェックリスト:人生の振り返り・メッセージ完了(日付)補足・ポイント
【エンディングノートの作成】
エンディングノートの書きたい項目を洗い出した法的効力はないが、希望とメッセージを伝える大切なツール。
家族や友人へ、感謝の気持ちや伝えたいことをメッセージとして記した
【やり残したこと】
今後の人生で「やりたいことリスト」を作成した終活は、残りの人生を充実させるためのポジティブな計画です。
【自分史の作成】
生い立ちや職歴、大切にしてきた価値観などを記したご自身が「生きた証」を家族に伝える。

終わりに:終活は「今日」から始められます

終活の準備は、すべてを完璧にする必要はありません。まずは、このチェックリストの中から**「エンディングノートの作成」「使っていない銀行口座の解約」**など、すぐにできる項目から一つだけ選んで取り組んでみてください。

一歩踏み出すことで、将来の不安が解消され、**「今」**の生活がより安心で豊かになるはずです。

ご自身のペースで、残りの人生を最高の状態で迎えるための「終活」を始めてみませんか?

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