終活で必要な書類の保管と整理
終活を進めるうえで欠かせないのが、「大切な書類の整理と保管」。
どこに何があるかを家族が分かるようにしておくことで、トラブルを防ぎ、安心して暮らせます。ここでは、必要な書類の種類と、整理・保管のポイントを紹介します。
🗂️ 1. 保管すべき主要な書類一覧
【身の回り・身分関係の書類】
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戸籍謄本・住民票
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マイナンバーカード、健康保険証、年金手帳
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運転免許証、パスポート
【財産に関する書類】
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預金通帳・キャッシュカード
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証券口座・株式・投資信託の明細
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不動産の権利書・固定資産税納付書
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保険証券(生命保険・火災保険など)
【終活・相続に関する書類】
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遺言書(公正証書・自筆証書)
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エンディングノート
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任意後見契約書・財産管理契約書
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医療・介護に関する意思表示書
📁 2. 書類整理のステップ
ステップ① すべての書類を一度集める
まずは家中の重要書類を集め、不要なもの・古いものを処分します。
ステップ② カテゴリー別に分類する
「身分関係」「お金」「不動産」「保険」「医療・介護」「相続関係」などに分けると整理しやすいです。
ステップ③ 一覧表を作成する
どの書類がどこにあるかを記録した「書類管理リスト」を作っておくと、家族がスムーズに探せます。
(例)
| 書類名 | 保管場所 | 更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 保険証券 | 金庫内フォルダB | 2025年10月 | 生命保険 |
| 不動産登記簿 | 書斎引き出し2段目 | 2024年8月 | 自宅分 |
🔐 3. 安全な保管場所の選び方
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耐火金庫:火災・災害時にも守れる安心な方法
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ファイルボックス:カテゴリ別にラベルを付け、すぐ取り出せる
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銀行の貸金庫:特に「遺言書」や「権利証」などの貴重書類におすすめ
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デジタル保管:スキャンしてクラウドや外付けHDDに保存する(パスワード必須)
💬 4. 家族への共有が大切
書類を整理した後は、「どこに何があるか」「誰に知らせればよいか」を家族に伝えておきましょう。
口頭だけでなく、エンディングノートに記録しておくのが理想的です。
✅ まとめ
終活の書類整理は、「今の自分の生活を見直すこと」にもつながります。
整理を始めたその日から、あなたと家族の安心が生まれます。
定期的に見直しながら、無理なく続けましょう。