もう後悔しない!お寺・霊園との契約で注意すべき3つのこと
「お墓を探しているけど、何に気を付ければいいんだろう…」
「契約してから後悔したくない…」
お墓や霊園は、故人様を供養し、将来にわたって家族が何度も足を運ぶ大切な場所です。そのため、一度契約すると簡単に変更することはできません。しかし、初めてお墓を購入される方がほとんどで、契約時にどのような点に注意すればいいのか分からず、不安に感じてしまうものです。
この記事では、お寺・霊園との契約で後悔しないために、事前に知っておくべき重要なポイントを3つ、分かりやすく解説します。
1. 費用の「内訳」を徹底的に確認する
お墓にかかる費用は、私たちが想像している以上に多くの項目で構成されています。契約後に「こんな費用もかかるの?」と後悔しないために、まずは費用の内訳を隅々まで確認しましょう。
初期費用:
永代使用料(えいたいしようりょう):
墓地を使う権利を得るための費用。土地の広さや場所によって価格が大きく異なります。
墓石代:
墓石の価格。石の種類やデザイン、加工方法によって価格が大きく変動します。
工事費:
墓石を建てるための工事費用。
維持費用:
管理費(年間管理料):
霊園内の清掃や管理にかかる費用。年に一度、数千円〜数万円を支払うのが一般的です。
その他費用:
彫刻費用:
墓石に家名や戒名を彫る費用。
納骨費用:
納骨の際にかかる費用。
注意点:
契約書には、これらの費用がすべて明記されているか、一つひとつ確認しましょう。特に、「工事費一式」など、曖昧な表記がないか注意が必要です。
2. 「利用規約」や「規則」をしっかりと把握する
お墓や霊園には、それぞれ独自の利用規約や規則があります。これらを理解しておかないと、後で思わぬトラブルになることも。
確認すべきポイント:
墓石の大きさやデザインの制限:
自由に墓石を建てられる「自由墓地」か、決められた形しか建てられない「規格墓地」か確認しましょう。
使用できる備品:
供物台や花立など、持ち込みが許可されているもの、禁止されているものがあるか確認しましょう。
開園時間や休園日:
お参りに行ける時間帯や、閉まっている日がないか確認しましょう。
納骨方法や手続き:
納骨の際に必要な手続きや、石材店の指定があるか確認しましょう。
注意点:
些細なことだと思わず、不明な点は契約前にすべて質問し、納得した上で契約しましょう。
3. 「将来の承継(しょうけい)」について確認する
お墓は、何世代にもわたって受け継がれていくものです。将来、誰が管理・承継していくか、契約前にしっかりと確認しておきましょう。
確認すべきポイント:
承継者の資格:
承継できるのは、血縁者に限られるのか、配偶者も含まれるのか確認しましょう。
承継手続き:
承継する際の手続きが複雑でないか、確認しましょう。
永代供養の有無:
将来、お墓の承継者がいなくなってしまった場合、霊園が代わりに供養してくれる**「永代供養」**のサービスがあるか確認しましょう。
注意点:
特に、子供がいない場合や、遠方に住んでいる場合は、永代供養のサービスがある霊園を選ぶと安心です。
まとめ
お寺・霊園との契約は、焦らず、一つひとつの項目を丁寧に確認することが大切です。
費用の内訳をすべて把握する。
利用規約や規則をしっかりと理解する。
将来の承継について確認する。
これらのポイントを抑えておけば、契約後に後悔することなく、故人様を安心して供養できる場所を見つけられるでしょう。